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民家屋根葺き替え作業 見学in青垣 [古民家]

今日は、兵庫県丹波市青垣町にある民家に行ってきました。
今後、上石津で行う古民家改修作業に向けての情報を集めるため、
屋根の葺き替え作業の様子を見学し、関係者にお話を伺いました。


↑民家の様子。民家と石積みがセットで文化財登録されています

5月の半ばから始まった葺き替え作業は、6月半ばで終了する予定で、
およそ3000束の茅が使われることになるそうです。
茅葺きの職人さんと地元の方が一緒になって作業を行っておられます。


↑目的の民家。非常に大きくて立派な家です。場所も集落で一番の高台

昔はどの地域も山の中や川原などに共同の茅場を持っており、
葺き替えの際の茅はそういった場所で調達していましたが、
この地域でも茅場は現在どこにもなく、買い付けたそうです。
妻面はまだ葺き替え作業が終わっていないため、
まだ痛んだ状態の茅を見ることができましたが、
平面は既に全ての葺き替え作業が終わった状態でした。


↑妻面の状態。家の中から茅の隙間を通して空が見えるほどの痛み

茅場の管理方法や茅自体の保管についてはそれほど厳密ではないようで、
放置しておいても葺き替えに使えるようになるとのお話でした。
但し、刈り取り後の茅は雨と雪を避けて保管しなくてはいけません。


↑水気を十分に抜くために、壁に立てかけられた茅

文化財登録を受けたとは言え、県からの補助は修繕費の1/3で、
残りの資金を工面する必要があるとのことです。
地元の方々が協力して、改修の作業や募金活動などを精力的に行っておられます。


↑活動協力団体の説明看板

民家の周囲は、地元の団体「江古花園」の方々が管理する蓮の池が広がっており、
子どもたちが生き物の観察やザリガニ釣りなどを楽しんでいました。


↑葺き替え作業の足場から見下ろした民家周辺の風景

「江古花園」の方が見学に来た方のためにカフェを開いており、
大自然の中で美味しいケーキセットをいただきました。


↑今後は民家でカフェを営む予定、とお話してくださいました

地元の方々が、この民家に愛着を感じて何とか修理したいという思いが
この一日だけでよく伝わってきました。
是非、改修作業を無事終えて、色々な形で活用が図られるよう、
少しではありますが、茅確保のための募金をしてきました。
次は、改修が終わってイベントが行われる頃に伺いたいと思います。

書き込み:榎本


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コメント 1

woodmouse

葺き替え技術もさることながら、カヤの保全も苦慮しそうですね。
by woodmouse (2010-08-14 22:44) 

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