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辛い!地獄うどん! [古民家]

4年生の藤田です。

明けましておめでとうございます。
皆さま,今年もよろしくお願いいたします。

せっかくの年明け初めの記事なのですが,
昨年報告し忘れていたイベントがありますので
報告させていただきます。

2009年11月22日,
岐阜県百年公園でイベントがありました。
“徳山のくらしを体験しよう”と題して
地獄うどんを食べてみようというイベントがありましたので
行ってきました。

今回のイベントは岐阜百年公園内にある
旧徳山村から移築された民家で行われました。
このイベントは平成7年から始まって今年で14年目になります。
民家の元所有者でいらっしゃる宮川さんをお招きし,
毎年この時期になると開催しているイベントです。

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↑真っ赤な柿がよく似合う“旧宮川家”です。

まず,民家の中に展示してある
当時使用していた民具についてお話を聞きました。
どのような場面でどのように使われたかなど
とても詳しくお話していただきました。

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↑当時の様子も交えてお話していただきました。

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↑実演も!

お話が終わると,
多くの方がお待ちかねの地獄うどんです。
ぞくぞくと人が集まり,
200人はいたのではないでしょうか。
CBCテレビの方も取材に来られていました。

囲炉裏に火を焚き,
大きなお鍋でぐつぐつ煮込んでいる傍で
宮川さんがお話しました。

旧徳山村戸入の方々は,
木材を川の流れを利用し運搬する際に
昼食の時間に着く予定の場所まで先回りし,
そこで地獄うどんを作ったそうです。
木材を運ぶ時期はちょうど寒い時期で,
辛いうどんを食べて温まったことが
地獄うどんの始まりとされているそうです。
その後,家庭料理として
徳山の人々に食されてきました。

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↑地獄うどんのいわれを教えていただきました。

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↑奥に見えるザルいっぱいにトウガラシが!

地獄うどんと一緒に“からから大根”という
とても辛い大根のたき物も頂きました。
地獄うどんもからから大根も辛い辛い!
お子さんの参加があるために
今回はトウガラシの量を半分に減らしたそうですが,
それでもとても辛かったです。
しかし,どのお子さんも
「辛いけどおいしい!」と
嬉しそうに食べていました。

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↑寒空の下でも寒くないね!

参加者の方がひっそりと言っていました。
「徳山ではこういうものを食べてたんだね。」
「辛くて体が温まるね。」

やはり昔の生活文化や伝統を残していくためには
自分自身で体験することがとても大切です。
自分で経験してその思いや感情を相手に伝える,
それが伝統を残していく上でとても重要であると感じました。

宮川さんがおっしゃていた
「徳山にしかない食文化を伝えていきたい。」

この日参加していた方々には伝わったと思います。
このようなイベントがこれからもずっと続いて,
また広がっていくといいと思いました。

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↑この日はきなこ挽き体験もやっていました。


民家がある百年公園のHPはこちら↓
◆岐阜県百年公園◆
http://www.hyakunen-kouen.jp/

イベントの主催である岐阜県博物館のHPはこちら↓
◆岐阜県博物館◆
http://www.museum.pref.gifu.jp/index.php

岐阜百年公園の茅葺き民家についての
過去の記事はこちら↓
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-23


文章:藤田

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本巣民俗資料館へ行ってきました。 [古民家]

4年生の藤田です。
手が凍りそうなくらい寒くなったと思ったら,
少し暖かさが戻ってきたり・・・
変な気候ですね。
もう今年もあと僅か。
年末にばたばたしないように
今から頑張りたいものです。

10月9日に本巣市にある
本巣民俗資料館へ行ってきました。

本巣市役所のお隣にある民俗資料館には
現在は鉄板で覆われていますが,
茅葺き民家が一軒建っています。
この民家は昔の人たちの生活を偲ぶとの思いで
旧徳山村から移築されました。
また,徳山ダム建設の際に
旧徳山村の方たちが本巣市に移住してこられたこともあり,
この民家を心の故郷としてもらえればとの
願いも込められているそうです。

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↑市役所の方から行くとこんな看板があります。
茅葺き民家が見えますか?

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↑“旧神足家”です。

この民家の中には,
様々な地域から集められた農機具,民具などが
所狭しと展示されています。
しかし,多くの道具が整理されず,
また民家内に入りきらずに
屋外で雨ざらしになっているものもあるため
何とかしたいというお話がありました。
現在はシルバーの方が整理を行っています。

DSCF2666.jpg
↑たくさんの民具!

また,今までの民家とは違った点が一つあります。
この民家は2,3回へと上がることができます。
上階には養蚕や機織の道具が展示されています。
そして,屋根裏の様子や屋根の構造を
間近に見学することができます。

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↑屋根裏へようこそ~♪

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↑縄の結んである様子も見ることができます。

民俗資料館は土・日・祝日が休館日ですが,
民家は週に2~3日だけ開放されています。
晴れている日に風を通すために開放しています。
見学の希望があればいつでも開放してもらえます。

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↑日当たりの良い縁側です。

また,民家には以前は管理人がおり,
民家を訪れると説明を聞くことができたそうです。
現在は民家の係りの方はいないため,
民家についての説明を聞くことはできません。
しかし,民家内にはたくさんの案内板があるので,
民家について詳しく知ることができます。

DSCF2659.jpg
↑たくさんの案内板がありますよ。

イベントでの活用としては,
市内の小中学生を対象に夏休みの4~5日間を使っての
「寺子屋講座」があります。
琴や習字,中国語などの講座を行っています。
また,地元の文化祭のお茶会,囲碁大会の会場に使われたり,
少しでも多くの人に昔の文化に触れてもらうために
場所を提供しているそうです。

また,地元の中学生が水田に親しむのを目的に
田植え,稲刈り,脱穀を地元の方に教わりながら
昔の道具を使って体験するイベントが行われています。

この民家はイベントでは多く使われていますが,
中池公園の民家と同じように,
あまり地元の人に知られていません。
市役所のそばにあるにも関わらず,なぜでしょうか。

また,せっかくの素敵な民家も
昔の話や民家について語ってくれる人がいなければ
良さが伝わりません。

「みんなが価値をわかってくれないから残せないんだ!」
と叫んでみても,その努力をしていなければ
価値を共有することはできません。
伝えなければわかりません。

茅葺き民家はとっても素敵なものなんだよ,
ここが良いんだよ,
と少しでも多くの人に伝えられるような
民家の保存,活用ができたらなと思います。

最後に,
雰囲気を出すためにはこんな工夫もいいですね。

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↑電気で囲炉裏に火が灯ります。


今回訪れた本巣民俗資料館についてはこちらをご覧ください。

◆本巣市HP 市の施設案内◆
http://www.city.motosu.lg.jp/outline/391/000392.html


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中池公園へ行ってきました。 [古民家]

4年生の藤田です。

9月16日に関市にある中池公園へ行ってきました。

関市北部にある中池という池の周辺に整備された公園で,
テニスコートや体育館,少年自然の家など様々な施設があります。
また,中池の周りには遊歩道もあり,緑豊かな散策コースにもなっています。
そんな公園の木々や草花に囲まれてひっそりと茅葺き民家は建っています。

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↑自然に溶け込んだ茅葺き民家。

この民家は旧徳山村戸入地区から移築されたものです。
百年公園と同じく徳山ダムによって
沈むことになってしまった民家を移築したもので,
後世に伝統的な建造物を残すためにこの地にやって来ました。

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↑“旧岩菅家”です。

民家の中はとてもきれいにされており,
この公園のある地元の古い家から集められた民具が
展示されています。

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↑とても素敵な民家です。

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↑民具も整理され,並んでいます。

この民家は現在シルバーの方が管理をしています。
土日以外の週3~4日は開放しており,
戸の開け閉め,草取り,清掃をされています。
以前は囲炉裏で火を焚いていたそうですが,
一日中付ききりになることができないため,
止めてしまったそうです。

普段は自由に見学することができ,
担当の方がいる場合は民家についてお話を伺うこともできます。
また,年に1,2回は市内の中学生のお茶会や
俳句会などで使用されることもあります。

この民家は地元の方にもあまり知られておらず,
とてももったいないと担当の方が仰っていました。
広報は何もしていないため,
民家を訪れる人は毎日犬の散歩などで通る人ばかりだそうです。
“後世に残すために”と移築されたものであるのに,
存在自体を知られていないことはとても残念です。

この民家は木や草花に囲まれ,すぐ横には水も流れ,池もあり,
とても雰囲気のある場所に建っています。
このような素敵な民家を残していくためには,
まずはたくさんの人に存在を知ってもらうことが
大切であると感じました。
そして素晴らしさを感じてもらえたらとても嬉しいです。

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↑素敵な民家と素敵なおじいさん。


今回訪れた中池公園についてはこちらをご覧ください。

◆関市HP 中池公園◆
http://www.city.seki.gifu.jp/info/sisetu/kouen/nakaike.htm


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百年公園へ行ってきました。 [古民家]

4年生の藤田です。

9月16日に関市にある岐阜百年公園へ
調査に行ってきました。

百年公園には一軒の茅葺き民家が建っています。
旧徳山村戸入地区から移築された民家です。
徳山ダムの建設に伴って徳山村が水に沈むこととなり,
百年公園の敷地内に岐阜県博物館の屋外施設として
移築されることになったのです。

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↑“旧徳山村民家”です。

この民家には,徳山村の民家には珍しく
二階に窓がついています。
養蚕のためのものとされていますが,
もともと中部地方には見られない形式で,
徳山村においては新しい形態を
先進的に取り入れた民家といえるようです。

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↑窓からは岐阜県博物館が見えます。

民家の中には,民家の所有者が使用していた
民具が展示されています。
また,茅葺き民家がまだ多くあった頃の
旧徳山村の写真なども展示されています。

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↑民具が並んでいます。

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↑旧徳山村戸入地区の様子です。

この民家は,百年公園が開放されている
月曜日以外は自由に見学することができます。
イベントとして利用されることもあり,
秋に開催される百年公園のオータムフェスタでは,
お茶会の会場に使用されます。
地元の中学生が野点を行います。
また,年に一度“徳山の暮らしを体験しよう”ということで,
民家の所有者の方のお話を聞きながら
地獄うどんを体験するイベントが開かれます。

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↑この囲炉裏を囲んでどんなお話をするのでしょう・・・

屋根は10年程前に一度葺き替えをしたそうです。
鳥が茅を巣材として持っていってしまったり,
こうもりが屋根に巣を作ったりなど,
屋根の傷むのが速いそうです。
茅は生きものたちにとって住みやすいものなのでしょうか。

今後,茅葺き民家の維持が厳しくなる可能性があるため,
何らかの維持のしくみを考える必要があると
職員さんは仰っていました。
また,茅葺き民家に詳しい職員さんがおらず,
民家の活用になかなか手をかけられないそうです。
一般の方などに民家に詳しい人がいたら,
協力して民家の価値を伝えていけるような活動を
していきたいというお話もありました。

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↑日当たりのよい素敵な縁側です。

今回の調査では,活用したくても活用できないという
現状を知ることができました。
民家を活用した活動を行うには,
やはり茅葺き民家を愛する人が必要なのです。
茅葺き民家に暮らしたことのある人やよく知った人が,
茅葺き民家で昔話をしてくれたり,
一緒にお茶を飲んで会話するだけでも
民家の価値は伝えられるのではないかと感じました。

そんな妙に飾らない,
自然体の茅葺き民家が残っていったらいいなと思いました。


岐阜県百年公園,岐阜県博物館については
下記のホームページをご覧ください。

◆岐阜県百年公園◆
http://www.hyakunen-kouen.jp/

◆岐阜県博物館◆
http://www.museum.pref.gifu.jp/index.php


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森の文化博物館に行って来ました。 [古民家]

4年生の藤田です。

8月22日に揖斐川町春日(旧春日村)にある
森の文化博物館へ調査に行って来ました。
ここには,「森のくらし館」という施設があります。
春日の尾西(おさい)地区にあった茅葺き民家を移築したものです。
現在は茅葺き屋根を維持することができなくなり,トタンの屋根になっています。
大部分の茅ははがされてはいますが,茅葺き屋根の骨組みはそのままです。

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↑「森のくらし館」です。

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↑民家の中から見た屋根の骨組みです。

この民家には,周辺の地域から集めた民具などを展示しています。
普段は自由に見学することができます。
休憩したり,お昼寝をしたりなどの利用もできます。

また,「森のくらし館」は有料で貸し出しも行っています。
地元の団体が交流会などで利用することが多いそうですが,
誰でも利用することができます。
以前は講演会や勉強会などのイベントを開いていたそうですが,
現在は見学と貸し出しのみとなっています。

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↑民具がいっぱいです!

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↑お昼寝は自由にどうぞ~♪

また,十数年前に大火事があったお話を伺いました。
当時はほとんどが茅葺き屋根で,
集落から集落へ火が飛び大きな被害になったそうです。
それ以降、茅葺き屋根は瓦屋根に変わったそうです。

その他には雪の被害も多かったようです。
春日は雪が深い地域で,何メートルも降ります。
屋根に積もった雪が溶け,茅とくっついて再び凍り,
雪が屋根から落ちるときに茅も一緒に落ちてしまったそうです。
雪に強そうな茅葺き屋根でも大きな被害があったのですね。

森の文化博物館内には,
屋根の破風や茅葺き民家が残っていた当時の集落の写真などが展示されています。
その他には,炭焼き,薬草,地元のお祭りに関するものがあります。

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↑森の文化博物館です。

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↑茅葺き屋根であったときの「森のくらし館」です。

今回の調査では,様々なお話を伺うことができました。
実際に大火事や雪の被害に合ったということを伺ったのは初めてでした。
このように当時の様子を知っている方がいることは貴重だと感じました。

また,茅葺き屋根を残したいと思っても,
材料である茅が確保できないなどの理由で屋根が残せなくなっています。
これは,茅を使う必要がなくなったからで,
昔の生活のように畑の肥料などで茅を使う生活となれば,
自ずと茅は確保できると思うのです。
茅葺き民家は茅葺き民家だけでは残らない,
周りの里山も畑も田んぼもみんな繋がっているからこそ
残るものだと思いました。


森の文化博物館については
下記のホームページをご覧下さい。

◆揖斐川町観光情報◆
http://www.town.ibigawa.gifu.jp/kankoujyouhou/history/morinobunka.html

書き込み:藤田
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揖斐川町での茅葺き民家調査 ~その2 [古民家]

4年生の藤田です。

7月5日に揖斐川町にて
茅葺き民家の調査をしてきましたので報告します。
その2は揖斐川町坂内での調査についてです。

この日はまず以前調査をさせていただいた
NPO法人校舎のない学校が管理しておられる
「街かどふれあいプラザ~竹姿庵~」を見に行きました。
以前記事に載せた写真はこの日に撮影した写真です。
「NPO法人校舎のない学校を訪れました。」
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2009-07-29-2

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↑「竹姿庵」です。

「竹姿庵」へ向かう途中に
地元で機織をしておられる方に出会いました。
その方のお宅へお邪魔し,色々とお話をしました。
この方は工事現場に置いてあるフェンスの足などの
不用品を集めて機織機を作り,機織をされています。
機織の材料も布の切れ端や糸を使っていました。
マフラーをお土産に頂き,次の場所へ向かいました。

NPO法人校舎のない学校については
下記のホームページをご覧ください。
http://www.fukushimura.jp/gakkou/


次は坂内民俗資料館へ行きました。
ここには茅葺き民家が1棟と収蔵庫が一つあります。

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↑旧泉家です。

この民家は旧坂内村広瀬集落から移築されたものです。
明治3(1870)頃に建てられたものとされています。
坂内村は和紙の生産が盛んだったそうで,
この民家も紙漉きの部屋(紙屋)があります。
畳2枚くらいの小さな部屋です。
滋賀県と福井県に隣接した地域で,
民家は福井県越前地方の様式のものです。

以前は茅葺き民家でしたが,
維持費がかかりすぎるためトタンの屋根にしたそうです。

民家の中は,一般の陳列展示と異なって
当時の生活場面を想像できるように家具や生活用具が配置されています。
普段は自由に見学ができます。

管理は地元のシルバーの方が交代で当番をしています。
当時の生活の様子や道具の使い方などを
とても詳しくお話していただきました。

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↑昔のベッドです。

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↑当時の農業の様子などを伺いました。

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↑紙屋です。

収蔵庫には昔の生活用具やお祭りの道具,
屋根葺きに使う道具など
様々なものが展示,保存されていました。

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↑ハサミやタタキなど様々なものがあります。

また,坂内には茅葺き民家が残っているというお話を伺ったので,
坂内の広瀬という集落を回りました。
ほんの数分回っただけで4棟も発見することができました。
まだ人が住んでおられるようで
生活感のある民家がとても素敵でした。

今回の調査で感じたことは,
民家や当時の生活についてお話をしてくれる人がいるって
いいなということです。
ただ民家が建っているだけではあまり意味がないと思うのです。
当時の生活が感じられる,
そんな茅葺き民家を残していきたいと思いました。

坂内民俗資料館については
下記のホームページをご覧ください。

◆揖斐川町観光情報◆
http://www.town.ibigawa.gifu.jp/kankoujyouhou/history/sakautirekimin.html

書き込み:藤田
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揖斐川町での茅葺き民家調査 ~その1 [古民家]

こんにちは。
4年生の藤田です。

7月5日に揖斐川町にて
茅葺き民家の調査をしてきましたので報告します。

その1として揖斐川町歴史民俗資料館での調査を報告します。
過去の記事でも紹介されている通り,
揖斐川町歴史民俗資料館には茅葺き民家が1棟建っています。

過去の記事はこちらから↓
「茅葺き民家~in大野町&揖斐川町~」
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2007-11-26

DSCF3693.jpg
↑旧広瀬家です。

この民家は旧徳山村戸入(とにゅう)地区から移築されたものです。
しっかりとした資料は残っていないそうですが,
なんと今から220~230年前に建築されたとされています。
町の有形民俗文化財に指定されています。

民家の中には昔使われていた道具が集められ,展示されています。

DSCF3698.jpg
↑たくさんの道具があります。

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↑冬が厳しい徳山に適応した板壁です。

この民家は通常は自由に見学ができます。
それ以外にはいくつかのイベントが開かれているそうです。
小学生と囲炉裏を使った体験学習,
「民家をはかろう!」と題して民家の図面を作る体験,
町内の方たちによる人形劇の会場
町の教員の研修の場などなど
様々な方法で使われています。

DSCF3696.jpg
↑囲炉裏を囲んでどんなお話がされるのでしょう・・・

また,屋根の葺き替えは今年を予定しているそうです。
文化財であるために全てをイベントでやることはできませんが,
屋根葺き作業の手伝いや一部だけでも
子供たちを交えてイベントとしてやりたいと館長さんは仰っていました。

そのようなイベントを通じてたくさんの人に
茅葺き民家に興味を持ってもらいたいですね。

また,こちらの館長さんは,昭和46年に行われた
岐阜県民家緊急調査の調査員であった方でした。
とても茅葺き民家に詳しいお方で,
岐阜県内の茅葺き民家についてたくさんのお話を伺うことができました。
お二人の職員さんも素敵な方たちでとても楽しかったです。

茅葺き民家は現代の世界では不必要なもの・・・
だなんて思わないで,
積極的に良さを広めていこうとされている職員さんたちに
とても励まされました。

揖斐川町歴史民俗資料館についての詳細は
下記のホームページをご覧ください。

◆揖斐川町観光情報◆
http://www.town.ibigawa.gifu.jp/kankoujyouhou/history/ibirekimin.html


書き込み:藤田
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藤橋歴史民俗資料館へ行ってきました。 [古民家]

4年生の藤田です。

だんだん寒くなってきましたね。
例年の暑い夏はどこへ行ってしまったのでしょうか。

7月4日に藤橋歴史民俗資料館へ
調査に行ってきましたので報告します。

藤橋歴史民俗資料館は旧藤橋村にあります。
藤橋城の向いに池を囲んで建っています。
この資料館には5棟の茅葺き民家があります。
4棟は資料館がある鶴見地区から,
残り1棟は同村の椿井野地区から移築されたものです。

DSCF3634.jpg
↑藤橋歴史民俗資料館の全景です。

DSCF3633.jpg
↑藤橋城です。

各棟にはぞれぞれ「生活」,「仕事」などとテーマがあり,
それにちなんだ道具を展示しています。
展示されている道具は
藤橋村や徳山村から集められたものだそうです。

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↑実際に使われていた道具が並んでいます。

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↑屋根葺きに使われた道具も展示されていました。

この資料館は村での草刈や
ふじはしどんどん等のイベントの際は無料で開放されており,
地元の方たちが休んだり,憩いの場所として利用しています。

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↑休憩場所として改装されている民家もあります。

開館日の午前中は囲炉裏で火を焚いており,
屋根や木材を煙で燻しているそうです。
以前は開館時間中ずっと火を焚いていたそうですが,
炭や灰を撒き散らすいたずらがあったために
時間を短縮してしまったそうです。

屋根の葺き替えは地元外の業者さんにお願いしているため,
昔と今とでは屋根の形が異なるそうです。
いずれは昔の形に戻したいと職員さんは仰っていました。

DSCF3677.jpg
↑現在は屋根の傾斜部分が少し丸みを帯びていますが,本来は真っ直ぐだったようです。

この資料館は昭和50年から運営され,
大切なものが時代が進むに連れて失われつつあることを憂い
資料を収集していたのだそうです。
地元を愛する心が伝わってきますね。

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↑当時の資料です。

今回の調査ではとても心暖かい職員さんと出会い,
たくさんのお話を聞くことができました。
また,藤橋城やプラネタリウムも見学させてもらい,
とても充実した一日となりました。

藤橋歴史民俗資料館についての詳細は
下記のホームページをご覧ください。

◆揖斐川町観光情報◆
http://www.town.ibigawa.gifu.jp/kankoujyouhou/history/fujihasirekimin.html


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NPO法人校舎のない学校 を訪れました。 [古民家]

4年生の藤田です。

今回は6月17日に行った
NPO法人校舎のない学校での調査について報告します。

NPO法人校舎のない学校は,
岐阜県西濃地域を中心に医療や福祉,教育など
様々な分野の活動を行っている団体です。
このNPOでは「竹姿庵」という茅葺き民家を管理しています。
そこで,どのように管理,活用しているかについて
お話を伺ってきました。

DSCF3710.jpg
↑「竹姿庵」です。

この茅葺き民家は揖斐川町にあります。
民家の主人が亡くなられて放置されていたのが,
「街かどふれあいプラザ~竹姿庵~」として再生されました。
街かどふれあいプラザとは,
岐阜県の老人福祉事業のひとつで,
福祉活動の拠点として地域に密着した施設のことです。

DSCF3717.jpg
↑集落の奥にあり,目の前には田んぼが広がっています。

「竹姿庵」では多くのイベントが開かれています。
大学のワークショップや外国人の研修に使われたり,
わら細工などのクラフトや昔の暮らし体験,
地元の行事への参加を行うことができます。
それらのイベントでは地元の方が講師となり,
訪問した人との交流を楽しんでおられるそうです。

「竹姿庵」は元々地元にあった民家であり,
また積極的に地元の方が活動に参加しておられるようです。
とても地元に馴染んでいて
生き生きとした民家という印象を受けました。

地元に溶け込んだ民家として活用するためには
どうしたらいいのだろうか,
などと考えながら帰途に着きました。

DSCF3716.jpg
↑七夕飾りがお似合いです♪


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河川環境楽園に行ってきました。 [古民家]

はじめまして。
今年4年生の藤田美宇です。
初めての調査に行ってきましたので,
報告させていただきます。

私は茅葺き民家の保存・活用について
研究をすることになりました。
そこで,6月5日に河川環境楽園へ
園内にある茅葺き民家「農家」についてのお話を
伺いに行ってきました。

DSCF3288.jpg
↑農家です。

この民家のある場所は木曽川水園といい,
人と木曽川との暮らしを再現した場所です。
植栽も実際の木曽川に合わせています。

茅葺き民家は岐阜県高山市の荘川村の民家を
モデルに作られたものだそうです。
この民家の周辺には棚田や茶畑などがあり,
農村の風景が再現されています。

DSCF3291.jpg
↑小さな石積みの棚田があります。

DSCF3304.jpg
↑茶畑です。

この茅葺き民家では,
地元のお年寄りの方が2人1組で
毎日囲炉裏で火を焚いています。
毎日火を焚いて煙を出すことで,
屋根や柱が燻され,丈夫な家になるのです。

DSCF3297.jpg
↑でいと囲炉裏です。

また,ここでは一年を通して様々なイベントが開かれ,
たくさんの人が訪れています。
ポストカード作りや石のアート,
田植え,お茶摘みなどのイベントがあります。

DSCF3287.jpg
↑イベント内容が毎日貼ってあります。


この河川環境楽園の茅葺き民家は
毎日囲炉裏で火を焚いて,
また,定期的にイベントが開催されることで,
とても頻繁に活用されています。

茅葺き民家の保存というと博物館的になりがちなので,
このように毎日人がいて活用されているというのは
とても素敵だと思いました。

しかし,やはり地元のものを地元で活用・・・というのが
私の思うところではあります。
まだまだテーマがぼんやりとしておりますが,
卒論を頑張っていきたいと思っています。
これから一年,よろしくお願いします。


書き込み:藤田
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